2007年02月27日

日本が誇るパガ超絶全曲録音ピアニスト

リスト:パガニーニ・エチュード(完全盤)
パガニーニ・エチュード(完全盤) / 大井和郎

以前にちょっと触れた大井和郎のパガニーニによる大練習曲と同超絶技巧練習曲。

ダイナミックで迫力のある演奏ですが、ちょっと重い感じがします。超絶のほうは音を減らさずに弾いているだけでも超凄いんだと思いますが、大練習曲のほうはもっと軽快に弾いている演奏が好きです。ていうか、アンドレ・ワッツが最高なんですが。


リンク先のアマゾンのレビューにも書いてありますが、パガニーニによる超絶技巧練習曲が全曲収録されているのはおそらくこのCDの他には2枚しか無いようです。なんか他のところでもペトロフの演奏が一番だというような記事を見た気がします。まぁそれは見つけ次第買うとして、世界で3人しかいないパガ超絶全曲録音ピアニストのうちの1人が日本人だというのは、なんか嬉しいような気がしないでもありません。
posted by franz at 02:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月14日

レスリー・ハワードはやっぱり偉い人

Liszt: Dances and Marches
Liszt Dances and Marches / Leslie Howard

2枚組。
以前、半ギャについての記事を書きましたが、そのグランドギャロップクロマティックも入っています。それとは別の曲でギャロップという曲が入っているんですが、これがまた良いです。“グランド”が付いてない割には、“グランド”付きよりも大曲です。

死のチャルダッシュ,小さなお気に入りワルツ(原題Petite Valse favorite,愛らしい小ワルツという邦題を付ける場合もあるようです)など他にも好きな曲が多く収められていて、個人的には嬉しいアルバムです。


ただ、ハワードの演奏はイマイチ迫力に欠けるところがあって、特にこのアルバムの選曲なら、もうちょっとダイナミックに弾いてくれたらなと思います。

それでもハワードほどたくさんリストの曲を弾いたピアニストは(多分)いない訳で、その意味でやっぱり彼は偉大です。
posted by franz at 02:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

ミスター・パーフェクト

Liszt: Piano Works
Liszt Piano Works / André watts

以前の記事で触れたアンドレ・ワッツの2枚組。

1枚目にパガニーニによる大練習曲全曲と他に4曲。
2枚目にソナタロ短調と他に7曲。

パーフェクトな演奏。どんなに速いピアニッシモでもまったく危なげがない。個人的には、パガニーニの大練習曲は6曲ともワッツ以上の演奏は無いと思う。残念なのは、ワッツがパガニーニによる超絶技巧練習曲を弾いていないらしいこと(もし収録されているCD知ってるよ、という方がいたら是非教えてください)。
ロ短調に関しては、他のピアニストのものをそんなに聴いたことがないのでなんとも言えないけど、もっと情熱的で迫力のある演奏をするピアニストがきっといるはずだと思う。ただワッツの演奏ももちろん素晴らしい。


有名な曲ばかり集めたCDなので(と言ってもハンガリー狂詩曲2番や愛の夢3番などと並ぶ超々大人気曲はラ・カンパネラだけかもしれませんが)、他にも名曲が多く収録されています。どの曲もワッツの完璧なテクニックによるハイレベルな演奏が堪能できます。リストが初めてならもっと適したCDがあるかもしれませんが、リストは好きだけどワッツはまだ、という人には文句なくオススメです。
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2006年11月21日

暗く綺麗なピアノソナタ

Beethoven 4 Great Sonatas
Beethoven 4 Great Sonatas / Stanislav Bunin

たまにはリスト以外のクラシックも。ということで、ベートーベンの4大ピアノソナタ集です。結局またピアノ曲ですが。

スタニスラフ・ブーニンといえばショパン!という気もしますが、僕はこのアルバムが好きです。(ていうか、ショパンといえばルービンシュタインでした。)

人によっては綺麗にまとまりすぎている、と思うかもしれませんが、個人的には、スピードが落ちずミスタッチも無い端整な演奏だという印象です。

このアルバムに入っているのは、
・悲愴
・ワルトシュタイン
・月光
・熱情
の4つの有名なピアノソナタですが、どの曲もブーニンの演奏に合っていると思います。特に熱情の第3楽章は最初から最後まで恐ろしい速弾きが延々と続きますが、これも先に述べたような端整さで弾ききっています。あとは悲愴の第1楽章が彼の演奏に特によく合っていると思います。


クラシックを聴き始めたばかりで、ベートーベンはまだ…という人にオススメしたいアルバムです。
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2006年11月01日

ボレットの美しい音色

Rediscovered Liszt Recital
Rediscovered Liszt Recital / Jorge Bolet

以前、グランドギャロップクロマティックについての投稿で触れたボレットのCDです。

ボレットの演奏は、とにかく1音1音を綺麗に響かせる美しいものです。グランドギャロップクロマティックは美しさを追求する曲ではありませんが、ボレットの演奏はそれでもやはり美しいです。

さらにこのアルバムには、愛の夢第3番,ラ・カンパネラなど有名で人気のある曲も収められています。特に愛の夢に関しては、他のどのピアニストよりもボレットが優れているように思います。

また、スペイン狂詩曲,タンホイザー序曲(ワーグナーのオペラのトランスクリプション)といった大曲のハイレベルな演奏を堪能することができます。

他の小品も良いものが揃っています。初めてリストを聴く人はこのアルバムあたりから入るのがいいかもしれません。
posted by franz at 02:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

レスリー・ハワードは偉い人

Liszt: Complete Paganini Etudes
Liszt Complete Paganini Études / Leslie Howard

レスリー・ハワードが出しているリスト全集のうちの1枚。パガニーニによる超絶技巧練習曲とパガニーニによる大練習曲がどちらも全曲入っている。これらが全曲収録されている盤はそんなに出回ってないと思う(他には大井和郎のしか持ってない)ので、その意味で貴重な1枚と言える。(ちなみに大井和郎のは弾き方が重い感じがして、ハワードの方が軽い感じ。大練習曲の方は、これはそのうち取り上げるがアンドレ・ワッツが最高だと思う)


パガニーニによる超絶技巧練習曲第4番の第2稿は以前書いたように、凄まじい難易度の曲で、結構有名だと思うんですが、このアルバムには第1稿も入っています。こっちの方もそれぞれの手でかなり幅のあるアルペジオ(単音ですが)を弾くのでかなり難しそうです。

他にも、パガニーニによる超絶技巧練習曲第1番の異稿,第5番の異稿,超絶技巧練習曲第4番“マゼッパ”の異稿など珍しい曲が入っています。

また、技巧的な練習曲第62番“トレモロを伴う跳躍”というのが入っていて、これは1分足らずの小さな練習曲なんですが、題名の通り軽快で気持ちのいい曲です。個人的にはこの曲の発見があったので、このアルバムに対する満足度はかなり上がりました。


最後に、パガニーニによる大練習曲と、パガニーニによる超絶技巧練習曲の副題を、一通り列記しておきます。
第1番“トレモロ”
第2番“オクターヴ”
第3番“ラ・カンパネラ”
第4番“アルペジオ”
第5番“狩り”
第6番“主題と変奏”
posted by franz at 00:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月08日

高貴な女性の愛の夢,単純男の半ギャ好き

好きなピアノ曲の中に『Grand Galop Chromatique(半音階的大ギャロップ,半ギャと略す人もいるようです)』というのがあります。もちろんリストの曲なんですが、とにかく派手な曲です。どこでどう知ったのか思い出せませんが、僕が持っているCDではボレットとシフラが弾いているものがあります。個人的にはボレットの演奏の方が綺麗で好きです。ただ、シフラのミスタッチも厭わない超猛スピード演奏と解釈(結構音を変えてます)が好きだという人も多いようです。YouTubeでシフラの演奏が見られるので、興味のある方はどうぞ。

繰り返しになりますが、この曲はとにかく派手で気持ちのいい曲なんですが、音楽的に深みが無いとかいう批判も時々見かけます。僕は「男はこういう単純で派手なのが好き」だと信じているんですが、逆に女性には受けが悪いようです。
実際に、リストの曲を聴かせると、女性はたいてい「ラ・カンパネラが一番好き」とか「愛の夢第3番が一番いい」とかおっしゃいます。個人的には綺麗に弾いていると思うボレットの演奏(半ギャの)でさえ、あまりお気に召さないようです。その度に僕は「女性というのはやはり高貴な生き物なのだな」などと思うのでした。
posted by franz at 18:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

史上最高の超絶技巧練習曲

Liszt: Trascendental Studies
Liszt Transcendental Studies / Boris Berezovsky

1つ前の記事でベレゾフスキーがマゼッパ(と鬼火と幻影)を弾いている動画のリンクを貼りましたが、実はちゃんとCDを買っていたのでした。(ホントはHMVのポイントでただでもらいました)

超絶技巧練習曲は色々なピアニストのものを聴きましたが、個人的にはベレゾフスキーの演奏が最高だと思います。迫力・スピードが適度で、ミスタッチが少ない。まぁライヴレコーディングじゃないCDでは普通ミスタッチは無いですが…。初めて超絶技巧練習曲を聴く人には文句無くオススメしたいです。おそらくたくさん出回ってて有名なのはシフラのだと思いますが、シフラはこの曲集に限ってはイマイチな感じがします。とりあえず、リスト関連で是非とも欲しいものは一通り揃えました。多分リストのピアノ曲だけで25枚くらいあると思います。今後はワーグナーとモーツァルトのオペラを買っていくつもりです。
posted by franz at 00:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月01日

ベレゾフスキーが素敵過ぎ

実はクラシックも好きです。ほとんどリストのピアノ曲しか聴きませんが。リストの曲は難しいのが多くて、とても僕では弾けないものが多いんですが、その中でも特に「コレは無理じゃね?」と思わせる曲があります。例えば次の3曲。

・パガニーニによる超絶技巧練習曲第4番(第2稿)
・超絶技巧練習曲第4番“マゼッパ”
・超絶技巧練習曲第5番“鬼火”

パガニーニによる超絶技巧練習曲第4番はアルペジオ(分散和音)とか言っておきながら、4音前後からなる和音連発。譜面は見たことないんですが、パガニーニによる超絶技巧練習曲集が「リスト本人にしか弾けない」と言われたというのも納得できます。
マゼッパは楽譜が3段!手は2本なのに…。物理的には可能なのかもしれないけどチャレンジする気にもなりません。。
鬼火は有り得ないくらい指が回らないとダメっぽいです。

で、こういうのを弾いてる姿はどんなものだろう、と思いながら
シフラのCD
とかで音だけ聴いていたんですが、マゼッパのこんな動画を発見。あ、鬼火(ついでに幻影)も。マゼッパをこれだけミスタッチを少なく(もちろん、速度を落とすことなく)弾ききる人はプロのピアニストでも稀なんじゃないかと思います。
ベレゾフスキー素敵過ぎます。
posted by franz at 00:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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