2006年10月27日

あってよかった鉄の肺

The Bends
the bends / radiohead

ファンの間でOK COMPUTERと人気を二分する良作。

このアルバムはOK COMPUTERの1つ前の作品だが、作風は全く違う。凝ったコード進行などの共通点はあるものの、以降のレディオヘッドではなかなかお目にかかれないキャッチーさがある。タイトル曲the bends,僕がレディオヘッドの曲の中で1番だと思う攻撃的で美しい曲my iron lung,オーソドックスだが感動的なバラードfake plastic trees,やや奇抜だが聴きやすいnice dream,just,ほんの少しクラシックの香りがするsulk,そしてギターのマイナーコードのアルペジオが美しいstreet spirit。さらに国内盤なら泣き確定の超名曲how can you be sureがボーナストラックとして収録されている。

もちろんアルバムとしてはOK COMPUTERの方が「スゴい」とは思いますが、the bendsの完成度もまた素晴らしいです。初めてレディオヘッドを聴こうという方はまずこのアルバムから入るのが良いと思います。


ちなみに、この頃のトムの歌詞は内省的で暗いものが多いですが、そこがまたファンを惹き付けていたわけです。
my iron lungには
“this this is our new song
 just like the last one
 a total waste of time”
という歌詞があります。
初期の名曲creepの呪縛に苦しんでいた時期だからこういう歌詞が生まれた、というような話をどこかで読んだ気がしますが、実際にcreepとコード進行が似ているといえば似ています。まぁ、曲は全然似てませんけど。
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2006年10月19日

無敵のブラックホール

Black Holes and Revelations
Black Holes and Revelations / MUSE

このブログのリニューアル以降初の、新しい(発売から4ヶ月近く経ってますが、とにかく今年発売の)アルバム。


ミューズの4枚目。相変わらず素晴らしい作品を作ってくれます。iTunesのマイレートで星4つ以上をつけた曲が5曲あります。

まず1曲目。ミューズはいつもアルバムの初っ端にそのアルバム中最高の評価を与えてもいいような曲を持ってきますが、今回もその法則にしたがって、これぞミューズという陰りのある華美さ全開のTake A Bow。イントロから鍵盤(シンセ)音を使いまくり。ピアノで適当に弾いて遊ぶには、こういう曲が最適です。

次いで2曲目。アルバムタイトルのBlack Holes and Revelationsという歌詞が埋め込まれた美しい曲Starlight。個人的にはイントロで使われているピアノのメロディーがやや安っぽく感じられて残念なんですが。

3曲目は言わずと知れたシングル曲Supermassive Black Hole。ミューズにしては珍しいタイプの曲ですが、コレはコレで聴き応えがあって良いです。

そして6曲目のInvincible。このアルバムの中では一番気に入っています。決してアップテンポではないんですが、ヴォーカル,ドラム,あるいは他の楽器が美しく厳かな調和を見せながら曲が始まって、徐々に高揚していき、それが曲の終わりで最高潮に達する、何度聴いても感動的な曲です。

最後に日本盤のみのボーナストラックGlorious。展開としては小品ですが、この曲があるからには輸入盤より日本盤を買うべきだと思います。


今確認して見たら、Take A BowとInvincibleは既に再生回数が100回を超していました。単純計算で、発売以来1日1回くらい聴いているペースですが、でも全然飽きません。今年2006年は、OK COMPUTERほどの歴史的名盤は無いかもしれませんが、僕の個人的な音楽観からするとかなり重要な年です。
posted by franz at 02:09| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

ゴリラアニメミュージックビデオ

今日はゴリラズについて書きます。
ブラーのデーモン・アルバーンのバンドですが、そういう生身の人間は全面に押し出さずに、アニメのキャラを仮想メンバーとしたこのバンド、その発想も音楽もかっこいいです。アルバムの紹介はいずれすると思いますが、このバンドは映像を見てこそ、その良さがよく分かるので、今日はアルバムの話ではありません。

iTunesMusicStoreでゴリラズのミュージックビデオが買えます。僕は以前19-2000,Clint Eastwood,Dare,Feel Good Incの4曲を買いましたが、今確認したら19-2000とClint Eastwoodしか無いみたいです。もしかしてこの2曲もいずれ買えなくなるんでしょうか?とにかく今買える2曲は買っておくべきだと思います。

スクリーンショット
gorillaz.jpg
posted by franz at 01:19| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

美しい聖歌

Urban Hymns
Urban Hymns / The Verve

レディオヘッドの驚異の名盤、OK COMPUTERの約3ヶ月後に発売され、イギリスチャートで10週以上1位の座を獲得し続けたアルバム。OK COMPUTERと同じ1997年に発売されたこのアルバムは、聴き手の印象という観点からすると不利だったのかもしれません。僕も97年といえばやはりOK COMPUTERの年というイメージです。ただ、その陰に隠れたままでいるのではもったいない、非常に優れた作品だと思います。


リチャード・アシュクロフトを中心とするヴァーヴの『都市の聖歌』はとにかく美しい。bittersweet symphonyはストリングスの美しい音色とメロディーのリフレインで、この曲を聴くのが目的でこのアルバムを買ったのを覚えている。今聴いてもその美しさには感嘆するしかない。

だがしかし!実はもっと素晴らしい(と個人的には思う)曲があったのでした。drugs don't workと名づけられたその曲は、比喩じゃなく鳥肌モノです。まぁ実際はbitter〜よりもこっちが好きな人もかなり多いんだと思いますが。
posted by franz at 19:16| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(3) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

超興奮的!被暗殺者!!

You Could Have It So Much Better
You Could Have It So Much Better / Franz Ferdinand

さて、このブログを作り直してからは、古い盤ばかり紹介していましたが、ようやく新しい(とは言えないかもしれませんが)音です。

フランツ・フェルディナンド。サラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子の名を冠したこのバンドは、とにかくテンションが高い!

声はシブいんだけど、メロディーも結構シブいんだけど、でもかっこいい!ノリだけ(失礼)ぢゃねーの?って気もするんだけど、でもやっぱりかっこいい!!2曲目のDo You Want To?はSonyのウォークマンのCMで流れてた、超ハイテンションな曲!僕もまずはこの曲が目的で買ったんですが、実は次の3曲目がバカ(超失礼)ぢゃねーの?ってくらい半ばヤケクソな超々ハイテンションな名曲This Boy。サビ(?)の歌詞が
“I want a car, I want a car yeah!
 I want a car, I want a car yah!”
です。
訳す必要も無いと思いますが
“車が欲しい、車が欲しいぜ イヤー!
 車が欲しい、車が欲しいんだよ ヤー!”
です。
なんてひどいテンションなんだ!!最後の“ヤー!”なんて、ドイツ人かオマエ!と思わせてくれます。

ていうかですね、彼らにあやかって無駄に高いテンションで書きました(失礼なことも書きました)が、本当にかっこいいんです。どっかでレンタルででもとりあえず聴くべきアルバムです。かっこいいですよ。
posted by franz at 23:37| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

女王が書いた傑作オペラ

A Night at the Opera
A Night At The Opera / Queen

おそらくクイーンファンの多くが最高の1枚に挙げるアルバム。

クイーン史上最も有名な名曲Bohemian Rhapsodyが収録されている。この大曲は3部構成になっている。
第1部…バラード
第2部…オペラ
第3部…ロック〜バラード
という感じなのだが、全てが素晴らしい。

Bohemian Rhapsodyを聴くためだけにこのアルバムを買っても全く損は無いと思いますが、実は他にもLazing On A Sunday Afternoon,Seaside Rendezvousという洒落た曲、Good Companyというカントリーっぽい名曲、Love Of My Lifeという最高レベルのバラードなどが入っていて、本当に名盤と呼ぶに相応しいアルバムです。クイーンのジャンルはロックでもポップでもなく“クイーン”と言うしかない、ということを実感させられる唯一無二の作品だと思います。
posted by franz at 02:26| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

Wonderful Songs

Construction for the Modern Idiot
Construction for the Modern Idiot / the wonder stuff

再結成前のワンダースタッフはオリジナルアルバム4枚と、ベスト盤を1枚出して解散してしまった。オリジナル最後となるこのアルバムの中にあるhot love now!を当時フジテレビで深夜にやっていたbeatUKという番組で見て、すぐにアルバムを買った。日本ではそんなに知名度の無いバンドだと思うけど、本国イギリスではかなり人気があった(はず)。ヴォーカルのマイルス・ハントはかなり上質のソングライターだった。このアルバムにもhot love now!,swell,a great drinker,sing the absurdなど名曲が詰め込まれている。2000年に再発された盤ではボーナストラックが変更(アルバム収録曲のライブバージョンだったのが、シングルのB面などアルバム未収録曲に)されたのだが、そこに入っているRoom 512, All the News That's Fit to Printという曲がまた素晴らしい。

アマゾンのリンクを貼っておきながら新品が無いみたいですが、普通のCDショップで見つけたら即買った方がいいアルバムです。iTunesMusicStoreでも買えるので、↑に挙げた曲だけでも聴く価値はあると思います。僕は2000年より前に発売された盤を持っていたので、ボーナストラックだけiTMSで買いました。

ワンダースタッフは日本人受けのいい音なのに、知ってる人が少なくて寂しいです。
posted by franz at 00:24| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

トムはかわいい男の子

Astoria London Live
the astoria london live / radiohead

OK COMPUTER以降にレディヘファンになった人も一度は見るべき若き日のレディオヘッド。

OK COMPUTERの頃ぐらいからトムはかなりシブいキャラになっているけど、その前は(ブリーチした)サラサラの金髪のかわいい少年って感じだった。背もちっちゃいし。で、そんなトムが体中の力を振り絞ってギターかき鳴らして歌ってる姿は男が見ても「素敵!」なのである。

ていうか、女性の方で「トム・ヨークってオヤジじゃん」的な感じでファンになりきれない場合、このDVDを見れば一発でファンになれると思います。

で、もちろん演奏も素晴らしくて、個人的にはthe bends, my iron lung, maquiladoraの3曲が気に入っています。特にmaquiladoraはアルバム未収録曲(high & dryに入っているものの、出来はこのDVDの方が良い)ながら名曲だし、トムの映りもかっこいいのでこの1曲のためだけに買っても損はしないと思います(多分)。

2枚だけスクリーンショットを貼っておきます。(左がmaquiladoraを歌うトムで、右はmy iron lungを歌うトム)

thom1.jpg thom2.jpg
posted by franz at 00:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

マットのせいで歳がバレる

Showbiz
SHOWBIZ / MUSE

MUSEはデビューからタイムリーに聴いている。そのデビューアルバム。

当時は“ポスト・レディオヘッド”と言われていて、「“ポスト〜”って絶対本家を超えられないよな」とか思いながらあまり期待しないで買ってみた。予想は良い意味で大きく裏切られた。1曲目のsunburnからもう最高だったのだ。ポスト・レディオヘッドと言われるだけあって、全体の印象は暗くて、マシュー・ベラミーは裏声を多用していた。しかし、レディオヘッドよりコード進行がオーソドックスで、曲の展開はドラマティック。断じてポスト・レディオヘッドではなく、確固たるミューズだった。

大学生だった当時、友達と「若い(オレらとタメ年くらい?)なのにすげぇな羨ましいな」とか話したのを思い出して、今調べてみたらホントにマシュー・ベラミーと同い年でした。あと、下手の横好きながらピアノを弾く身としては、ピアノを使うバンドというのは嬉しいものです。
posted by franz at 00:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

素晴らしい憂鬱

OK COMPUTER
OK COMPUTER / radiohead

“90年代最高のロックアルバム”と呼ぶに相応しい傑作。

初めて聴いたのはシングルカットされ、(UKランクで)上位にランクされていたno surprisesだった。メジャーコードを多用しているのに暗い印象の、美しい曲だった。「no surprises以外の曲がダメでも損はしないな」と思い、すぐにアルバムを購入すると、予想を遥かに超えた素晴らしさだった。重厚さと繊細さ,独特で完璧なコード進行と美しいメロディー,アルバム全体を混沌が貫くという秩序。未だにコレ以上のアルバムには出会ったことがないし、また今後も出会わないだろうと思う。

などと、ちょっと堅い口調で書いてみました。いまさら僕ごときに説明されるまでもないスーパーアルバムですね。
radioheadの曲のマイレートはちょっと辛口につけているんですが(普通につけると星5つばっかりになってしまうので)、それでもparanoid android,let down,fitter happier,no surprisesの4曲に星5つをつけています。
ちなみに、↑のリンクを貼ろうと思ってアマゾンで検索してたら、なんか期間限定で安くなってるし。もしまだ持っていないなら、この機会に是非!
posted by franz at 03:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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